ホーム 開発インタビュー:臨床と展望編

INTERVIEW

過去の開発インタビュー

治療している様子

HARG療法
の臨床と展望

薄毛で悩む患者さんと共に歩んだという感じがします。その人達の協力、それから治したいという気持ちと一緒に歩んできました。

HARG療法(ハーグ)を実際に現場で使えるまでに苦労したことはなんでしょう?

福岡:

どれくらいのペースで治療したらいいか、患者さんがどれくらいの頻度で来院すればいいか、 そして何回やったら結果が出るかですね。

患者様と共に歩んでこられたのですね。

福岡:

治療の結果から次はどうするかっていうのは、悩んで、臨床の場でまた繰り返し。
薄毛で悩む患者さんと共に歩んだという感じがします。
その人達の協力、それから治したいという気持ちと一緒に歩んできました。
毎週通っていただいた方もいらっしゃったし、期間をあけて来ていただいた方もいらっしゃいましたが、そういう患者さん皆さんの協力なくしてはできなかったですよね。
だからお互いに悩みを何とか解決しようと思っていましたね。

では現在のHARG療法(ハーグ)が抱えている問題、悩み、今後改善したい点はありますか?

福岡:

改善点は、やはり少ない回数で効果を出したいということが第一。 それから、ある程度効果を出した後、それを維持するのを家庭でできるようになること。
でも、できるだけ通院回数を少なくしながら、(薄毛が)改善したところを維持していきたいですね。その辺のことから、メンテナンス治療が課題と感じています。

世界中では様々な研究が日々行われていると思いますが、HARG療法(ハーグ)以上に優れた違う治療が現在開発されているという例はありますか?

福岡:

特にありません。レーザーを当てたら生えるなど、そういったのが出ていますが、そういうのはHARGに取り入れればいいだけであって、どれも「革新的新療法」とはいえません。
そういった方法はメンテナンス治療ですから。その先にHARG療法を凌駕する治療はあると思いますよ。なぜならそれは私達が開発していくものですから。

今後の研究成果も期待できそうですね。

福岡:

次に(学会で)発表するときは、度肝を抜きますよ。
補助療法がちょっとすごくなると思うので、おそらく育毛治療という分野ができると思いますよ。それくらい(薄毛治療を)変えるつもりです。

興味深いですね。

福岡:

発表は十分に研究を重ねて、信頼性の高いものにしてからですね。HARG療法はこれからもっと変わってくると思いますね。

それほどすごい研究でしたら、研究中に真似されることもあるのでは?

福岡:

真似しようと思えばできるかもしれないけれど、だからといってすぐ新しいものを「これ作りました」といって臨床で証明していくのは、数年かかるじゃないですか。

だから、そうすぐには真似できないでしょう。少なくとも数年くらいのタイムラグはあると思いますよ。

先生はご自身で治療をなさったと聞きましたが?

福岡:

しましたよ。

(頭の)半分の毛はHARG療法をやって、こっちは何もしていません。
片方だけ生えているのがわかりますかね?

全然違いますね!

福岡:

ハーフサイドテストをやって、この結果です。
昨年(2008年)の12月に1度やったきりですよ。

HARG療法(ハーグ)の臨床が始まって、薄毛の治療を希望する患者様も変わってきたんですか?

福岡:

植毛ではない治療を希望する患者さんが増えましたね。

HARG療法(ハーグ)に対しては特別な愛情や、思い入れがあるのではないでしょうか。

福岡:

医療として(毛髪が)再生できる、科学的に再生できるようになってよかったと、心から感じます。思い入れというか、医療として毛髪再生が行えることに喜びを感じていますね。
今までどうして髪の毛を生やすことが医療じゃなかったのか不思議なくらいです。

だって傷を治したいなら病院に行きますよね。それなのに、髪の毛を生やすのがどうして病院じゃないのか、というのが不思議だった。
私はそう思いますよ。

髪をもう一度生やすこともまた再生医療という、先生の言葉の意味が良くわかります。 それでもやはりHARG療法(ハーグ)を受けようと思うまでに、悩む方は多いと思います。 そういった方に伝えたいことはありますか?

福岡:

毛が生えると人生変わるよ、本当に。
患者さんを見ていると皆変わっていきます。髪型が変わるし、服装も変わるし、化粧の仕方だって変わる。全部変わるんです。

そういう風におっしゃる方は結構多いのですか?

福岡:

……というか、自然に変わっていくのがわかります。

自信が出るのでしょうか?

福岡:

やっぱりそう。自信を持てる。それが一番大きいですね。

今後たくさんの患者様が自信を持てるように先生がお考えになっている方法などはありますか?

福岡:

男性も、女性も含めてそうなんですが、皆さんがHARGのミニチュア版みたいなものを受けられるようになれば良いと思います。

現在のHARG療法ほど、本格的な治療じゃなくても、ある程度満足いく、「プチHARG」のようなものを作っていきたいって思っているんです。

これは不可能ではありません。実際に研究しているものです。

プチHARGはどのようなものになるのですか?

福岡:

本当に塗るだけでも生えるとか、そういったものです。
そんなこと言っても信じてもらえないかもしれないけれど。

すごすぎて信じられないという話になりそうですね。

福岡:

将来的には実現できると思います。

HARG開発の最終的なゴールや目標はありますか?

福岡:

ゴールというのが毎日塗ったら生えちゃうっていうのが患者さんには最高ですよね。

それに植毛は嫌でしょう?
やっぱり誰も切りたくないし、痛いのは嫌だし、手術も嫌だし。

これからは確実に発毛する薄毛治療の時代になっていくのですか?

福岡:

そうですね。HARGは、再生医療だから増えるんだよね。
間違いなく発毛は医療の時代になるから、再生医療が進化していくと私は捉えています。

HARG療法としては、その中で地位を固めたいと思っています。 再生医療としてね。

ミーティングの様子
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