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INTERVIEW

過去の開発インタビュー

治療している様子

HARG療法
の開発

HARG療法(ハーグ)の臨床はアメリカと、韓国が最初です。日本では私が初めて着手し、基礎研究も韓国と共同で行いました。

HARG療法(ハーグ)を開発、研究しているときに、似たような研究をされてる方はいらっしゃったんですか?

福岡:

いませんでした。誰も中胚葉である脂肪幹細胞に目を付けていなかったですね。例えば外肺葉の皮膚とかツメとか、髪の毛になる部分しか注目していなかった。
ですから、私の研究に対して「まさか脂肪幹細胞が・・・」という反応がありました。

脂肪幹細胞に注目し、開発を初めてから現在4年がたちますね。開発当初はすぐに治療に使用できるという目処はあったんですか?

福岡:

そうですね。それは、実際にこれが細胞ではなくて、細胞の中に含まれているタンパク、要するに分泌物ですね。
幹細胞に含まれた成長因子やタンパクなのですぐに効果が出ると思いました。

最初のHARG療法(ハーグ)の臨床は日本でされたんですか?

福岡:

臨床はアメリカと、韓国が最初です。日本では私がはじめて着手し、基礎研究も韓国と共同で行いました。

開発のチーム自体は国内のお医者さんのネットワークなんですか?

福岡:

日本人は私の他にもう一人いるだけで、あとは海外の先生ばかりです。

韓国とはどういった経緯で共同研究することになったんですか?

福岡:

医者というのは実際どうやったら生えるかというメカニズムを知りたいものなのです。

共同研究するにあたって、一番最初に興味を持ってくださった先生や、実際に使ってくださる先生と意見交換をしたかったのです。それが韓国でした。

そこでメールのやりとりや、学会でお会いし「先生どうでしょうか?」と話しかけ、親しくなって一緒に研究する仲に至った訳です。

福岡先生が「これをこうしたい!」という時にデータ収集を協力してもらうのですか?

福岡:

そうですね。ですから海外の様々な先生に協力していただきました。

HARG療法(ハーグ)はどのように「研究」と「臨床」を進めていったのでしょうか?

福岡:

「研究」というのは、どういう風に生えるか?どの割合で配合したらいいか?などをラットを使って行います。
「臨床」は患者様と試行錯誤するしかないですね。
やってみて痒みがでないか?どれだけ生えるか?などです。

HARG療法(ハーグ)はアメリカや韓国の方が認知度は高いのでしょうか?

福岡:

今のアメリカは再生医療が盛んになってますが、以前は再生医療という考え方自体、禁忌とされている部分がありました。それは生命倫理の問題ですね。

だからアメリカでの薄毛治療は植毛が主でした。要するに幹細胞どうのこうのというとこにすら至ってなかったのです。

この様な発想の治療は私しか行っていなかったので、アメリカでも韓国でも徐々に認知されている状況です。

HARG療法(ハーグ)を開発する上で、世界中の専門家のネットワークを使って協力を得た、ということでしょうか。

福岡:

そうですね。私自身が海外の先生と相談して行っていきました。

まだ開発は進めていらっしゃるんですか?

福岡:

進めていますね。だからもっと発毛や育毛の効果が得られる薬剤にできないか?研究を進めている途中です。

ミーティングの様子
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