フィナステリドを途中でやめるとどうなる?AGA治療中断のリスクと正しい判断基準

「薄毛治療に使われるフィナステリドを途中でやめたらどうなるの?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
このページでは、フィナステリドの中断による抜け毛の再発リスク、副作用による中止の判断ポイント、AGA治療の継続の必要性について詳しく解説します。
フィナステリドをやめるとどうなる?
【AGA治療のリスク】
フィナステリドの服用をやめると、一時的に改善されていたAGA(男性型脱毛症)の進行が再開し、再び抜け毛が増える可能性があります。
これは、フィナステリドが薄毛の原因である「ジヒドロテストステロン(DHT)」を抑制する効果を持っているためで、服用を中止するとDHTの生成が再び活発になるからです。
AGAは進行性の脱毛症であるため、年齢とともに症状は悪化する傾向にあります。
髪の毛を維持したいと思っている限り、フィナステリドなどの治療薬を継続的に服用することが推奨されます。
なぜフィナステリドをやめると抜け毛が増えるのか?

① フィナステリドの効果は24時間
フィナステリドは1日1回の服用で24時間効果が持続します。飲み忘れが続くと、DHTの抑制効果が切れ、抜け毛が一時的に増加する可能性があります。
② 効果が出るには最低3か月必要
20〜50代の男性を対象とした臨床試験では、フィナステリドの効果が表れるまでに3〜6ヵ月かかり、ピークは6〜12ヵ月後とされています。

フィナステリドをやめるタイミングは?
① 副作用を感じたとき
以下のような副作用が見られる場合は、すぐに医師に相談し、服用を中止するか判断する必要があります。
・性欲減退・勃起不全などの性機能への影響
・肝機能の異常(血液検査で数値が上がった場合
・発疹・むくみ・乳房の女性化など
② 半年以上服用しても効果がないとき
AGA治療の効果は一般的に半年〜1年で現れますが、それでも効果を実感できない場合、原因がAGAではない可能性もあります。他の皮膚疾患や栄養不足・ストレスなどが関係していることもあるため、医師に相談しましょう。
③ 長期使用による効果の減少
フィナステリドの効果は、長期服用によって徐々に減少するケースも報告されています。その場合、別の治療法を検討するのが一般的です。
【まとめ】
フィナステリドの中止は慎重に。
医師と相談を。
フィナステリドはAGA治療において効果が証明されている治療薬ですが、やめるタイミングには注意が必要です。自己判断で中止せず、医師と相談して適切な治療方針を決めることが大切です。薄毛治療は継続がカギ。焦らず、正しい情報をもとに判断していきましょう。
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